高津祐次のインタビュー
元々デザインをすることは好きだったんですけど、デザインっていうのは作って終わりじゃないですか。でも、植物を使ったデザインって、作っただけでは簡潔しないですよね。成長したり枯れてしまったり、思いがけない変化をしてしまったりする。自分には予知できないデザインができあがるのが凄く面白いなと思いました。
それで、自分の思いをカタチにすると、さらにその先の進化しデザインされた空間に出会えるのがとても魅力的だと思い、この業界を選びました。
デザインをする際に成長した先を想像しますか?しないですか?想像します。こう成長して欲しいなというものを想像しながら、2年後、5年後見たときに完結できるようなデザインをしたいですね。
得意なスタイルってありますか?
スタイルってわけじゃないけど、スローライフがテーマですけね。
朝、ギリギリに起きて朝ごはんも食べず出て行く人も多いし、家に帰ってもご飯を食べて寝るだけ。あたりまえの生活しかできない。昔だと船で移動して、時間をかけて移動していたものが、飛行機ができて時間が大幅に短縮された。その分時間にゆとりができたのかというとそうじゃなくて、空いた時間もそそくさと仕事をして帰路につく。それって、人間の寂しさとかもあると思うんです。それを埋めるのが、お庭だったり植物なのかなと思います。水遣りを毎日して愛情を込めるから育っていく。時間がかかるものだからこそ、それを通してゆったりとした生活をしながらスローな生活ができたらいいですよね。
空間をつくる上でどのくらいの広さが得意ですか?
なんでもありだと思います。マンションであればマンションなりに一戸建てであれば一戸だてでできる自然があると思います。
もし自分で好きなものを作るとするとどんなものが作りたいですか?
公園です。広いセントラルパークみたいなものが作ってみたいですね。
どうしてですか?
人と人とが繋がれるコミュニティーを作りたいと思っています。今、コミュニティーがとりにくくなった時代に人と人とをつなげていけるものは公園かなと思っています。
子どもが友達と遊んで新たな友達を作って。そういう豊かな生活ができる場所を作りたいです。
公園の中にはどんなものが必要ですか?
答えが決まったようなものではないものがいいです。ブランコとか滑り台のような使い方が決まったようなものではなく、土管のようにすごくシンプルなものでも、子どもたちが自分たちで様々な使い方や遊び方を発見できるようなものがいいですね。
例えばドラえもんで出てくる空き地は、土管3つしかないですけど、それで様々なシーンを描けているじゃないですか。
今は、「この遊具はこう遊びなさい」って大人がルールを決めたようなものが公園には多すぎると思います。
それよりも、子どもたちが自分たちで発想できる空間が必要なんじゃないかなと思います。
昔、うちの会社で芦苅が作ったツリーハウスなんてそうなのかなと思います。
ただの木の上に建物があるだけで子どもたちが自由に発想して遊び方を発見していく。
世間的には危険性などの問題で提案しにくくなっていませんか?
最近ではプレイパークといって、ボランティアやシルバーの方が子どもたちと共に、木を切って細工をしたり、竹とんぼを作ったりできるような公園もできてきました。
家でゲームやパソコンに囲まれて遊ぶ時代だからこそ、そういうものが子どもたちの新たなワクワクになってきたんじゃないでしょうかね。だから、危険でも大切なんだと見直してもらえるような時代になってきたのかなと思います。
最後に今後の目標は?
建物にしてもありきたりなものが多くなってきたじゃないですか。
そういったものはキレイには見えるけどおもしろさがなかったりします。








